残骨灰の取扱いについて
更新日:2025年7月14日
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※残骨灰:火葬場において収骨(お骨上げ)後に収骨されなかったお骨や灰
残骨灰には、歯科治療などで用いられた金、銀、パラジウムといった有価物が含まれていることがある一方、ダイオキシン類等の有害物質が付着しているという問題があります。
これまで、本市ではご遺族の心情や故人の尊厳を尊重し、満池谷火葬場で火葬後の「残骨灰」について、指定管理者が再委託した専門業者が無害化処理の上、寺院への埋葬を行っておりましたが、近年「残骨灰」に含まれる有価物を市民サービスに還元する自治体が増えてきています。
このような中、令和6年度市政モニター調査で、ご遺族が部分収骨(お骨の一部を収骨すること)か全収骨(お骨全てを収骨すること)を選べることを前提に、有価物を取り除いた後の残骨灰を無害化し適切な供養地に埋葬することを条件として、自治体が残骨灰に含まれる有価物を収益化し、市民サービスに還元することについて質問をさせていただいたところ、「賛成」「どちらかというと賛成」の合計が、約8割を占めました。
また、本市で唯一の火葬場である満池谷火葬場の維持・管理は大変重要であるものの、昨今の人件費、資材費の高騰の影響もあり、その維持管理費は上昇傾向にあります。
こういった状況を踏まえ、本市では、令和7年度より残骨灰の取扱いを見直し、これまでと同様に有害物質の無害化は維持しつつ、残骨灰に含まれる残骨については適切な埋葬地に埋葬し、有害物については収益化し、火葬場の維持管理等市民サービスに還元することといたしました。
なお、残骨については、供養地(総持寺祖院:石川県輪島市門前町門前1-18-1)に埋葬し、年一回供養会が開催されます。(満池谷火葬場にて寺院のパンフレットをお配りしております。)