開発事業(排水施設)の協議について
更新日:2025年4月1日
ページ番号:52223974
開発事業における協議及び確認事項
開発事業に伴う排水施設の協議及び確認事項は次の3つです。
令和6年7月1日以降に受付した開発事業概要書については、都市の浸水被害軽減を目的とした雨水流出抑制施設及び排水設備が関係法令等に適合する計画で整備することを確約いただくことにより、一部を除き詳細計画を必要としません。
詳細計画が必要なもの
- 公共下水道本管等の撤去、改修、新設整備がある場合
- 雨水流出抑制の内、浸透施設の計画においてシルト(粘土を含む)以外の概略値を用いて計画する場合
- その他開発協議担当が必要と認める場合
※雨水流出抑制と排水設備の詳細計画については、排水設備築造(変更)確認届出時に確認しますので開発計画確定後、
別途協議してください。排水設備築造(変更)確認届出時までに十分な協議が行われていない場合、図面修正に時間を
要し、排水設備築造(変更)確認届出の副本の返却に時間が掛かる場合があります。
開発事業計画書(排水施設)の作成について
開発事業計画書(排水施設)の添付資料について
・排水計画平面図
・縦断図(公共下水道本管等の撤去、改修、新設整備の計画がある場合)
・横断図(公共下水道、公共下水道管理者以外が管理する施設(水路・道路側溝等)に接続する取付管に関するもの)
・構造図(公共下水道に関係するもの、流出抑制施設の確認に必要なもの)
・各種計算書(管径を決定する計算書、雨水流出抑制量、計画対策量等)
・その他協議により開発協議担当が必要と認めるもの(流域図等)
排水計画平面図の記載内容について
排水計画平面図の記載内容は、下記排水計画平面図作成例を参考に作成してください。
※計画敷地内の排水設備について、開発事業計画書に詳細内容を記載された場合であっても確認対象外とします。詳細
については協定締結後に別途協議を行い、排水設備築造(変更)確認届出時に確認します。
排水計画平面図の記載内容
種 別 | 平面図記載内容 | 図面対応番号 | |||
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A | 公共 |
(1) | 公共下水道に係るもの | ・管種、管径、延長、管勾配、人孔の種類等 | ![]() |
(2) | 公共桝・公共桝取付管に係るもの | ・管種、管径、延長、閉塞方法等 | ![]() |
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(3) | 人孔蓋の改修に係るもの | ・種類(サイズ含む)、耐荷重等 | ![]() |
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B | 雨水 |
(1) | 雨水流出抑制の計画に |
・雨水流出抑制量、計画対策量、雨水排水に係る流域計画 |
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(2) | 雨水流出抑制施設の |
・配置場所のおおよその位置 |
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C | 排水設備 | (1) | 計画敷地外に関する |
・取付管(雨水取付管及び道路雨水取付管等)の管 |
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(2) | 計画敷地内に関する |
・排水設備の概略ルート |
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D | その他 | (1) | 既設の排水施設 | ・既設公共下水道、指定水路、道路側溝等 | ![]() |
(2) | 設計条件 | ・排除方式、開発面積、雨水排水方法別流域面積、土 |
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(3) | 協定締結時における排水 |
・雨水流出抑制施設及び排水設備等の詳細について、 |
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断面図の記載内容について
断面図の記載内容は、下記断面図作成例を参考に作成してください。
横断図は公共下水道及び公共下水道管理者以外が管理する施設(水路・道路側溝等)に撤去・改修、新設、既存利用等全ての取付管について作成してください。
延長等の数値はセンチ止め(排水計画平面図を含む)として下さい。
作成例PDF及び西宮市標準構造図集は下記よりダウンロードしてください。
※排水計画平面図作成例.pdf(PDF:180KB)
※排水計画平面図等の記載内容.pdf(PDF:447KB)
※断面図作成例.pdf(PDF:114KB)
※西宮市標準構造図集【令和4年6月】(内部リンク)
雨水流出抑制について
開発計画地の面積による雨水流出抑制方法の指定について
西宮市では 開発計画地の面積による雨水流出抑制方法の指定はしていません。雨水流出抑制には雨水を一時的に貯留する「貯留施設」と、地中に浸透させる「浸透施設」があり、いずれか又は両方の機能を有する施設により計画していただきます。
※開発計画地の面積が1.0haを超え、兵庫県の総合治水条例(平成24年兵庫県条例第20号)に規定する兵庫県が義務付
ける重要調整池の設置を行う場合は除きます。
浸透施設による雨水流出抑制について
「浸透施設」は、現場条件(土質、地下水位、他の構造物等)による浸透能力への影響が大きく、「貯留施設」に比べ雨水流出抑制量に不確実性があり、結果的に必要抑制量を満足せず追加対策が必要となる例があります。また、開発事業地では土工事が繰り返され、土壌が持つ浸透能力にも影響が及ぼされます。
このため「浸透施設」による流出抑制施設を計画する場合の土の粒径による飽和透水係数の概略値はシルト土質(Ko=0.0162m/h)以下を原則とします。
また、施工にあたっては、浸透能力を損ねないよう注意が必要です。
・施工前には実際の施工箇所の土質や地下水位、周辺の構造物との離隔等を確認する。
・浸透面は乱さず、締め固めない。
・余堀した場合は、流用土で埋め戻さず、適切な材料(砕石等)で埋め戻す。など
なお、「浸透施設」は、これまで完了検査時に浸透機能確認を行っていましたが、必要に応じて実施することに変更いたします。(詳しくは開発協議担当へお問い合わせください。)
以上、雨水流出抑制の計画にあたっては、これらの特性を理解した上で計画下さい。
※ 事業者の皆様への浸水対策(雨水流出抑制)について(内部リンク)
開発事業に伴う人孔蓋の改修について
舗装復旧範囲内の既存人孔蓋改修(高さ調整含む)について
舗装復旧範囲内(舗装範囲の見直し後も含む)に西宮市上下水道事業管理者が管理する人孔蓋がある場合は、人孔蓋(受枠含む)を支給できる場合があります。人孔蓋支給については、申請が必要となるため、事前に開発協議担当と協議を行ってください。
※舗装工事に伴う人孔蓋の支給(令和6年1月4日より受付開始)(内部リンク)
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