石井市長の"てくて句歳時記"
更新日:2025年12月10日
ページ番号:70274713
てくて句歳時記

令和7年12月


市役所第二庁舎前には、市指定天然記念物のクスノキが植えられています。周辺にも、県指定天然記念物の海清寺の大クスや、本市の保護樹木に指定されたクスノキなど、樹高10mを超えるクスノキが複数あります。
また、昭和53年9月には、市民公募で「くすのき」が市の木に制定され、市民と市が一体となって緑化を進めていくためのシンボルとなりました。
このように本市とゆかりのあるクスノキは、常緑広葉樹で成長が早く、長寿で巨木になります。1年を通して青々とし、雄々しいクスノキには、生命力を感じる人も多いのではないでしょうか。
特に冬晴れの空に映えるクスノキの緑は力強く、市制100年の節目に、さらにその先の100年を見据えて、市民の皆さんと一緒に希望と緑あふれる西宮を作っていきたいという思いを新たにさせてくれます。
さて、令和4年にスタートした「てくて句歳時記」は、今回の第40句をもって終了します。本コーナーでは、市内各所を巡り地域の歴史や文化などの魅力を季節に合わせた俳句と文章で紹介してきました。さまざまな顔を持つ西宮の魅力を伝えることができていれば幸いです。これまでご覧いただき、ありがとうございました。
≪写真≫六湛寺公園のクスノキ
バックナンバー
- 令和7年11月(小春日や 命の砦 着々と)
- 令和7年10月(秋うらら 船坂マルシェ 賑やかに)
- 令和7年9月(水澄むや 越水城に 天下見る)
- 令和7年8月(秋蛍 祈る平和や ニテコ池)
- 令和7年7月(夕焼けや 勤め新たに 赤胴車)
- 令和7年6月(白龍や 武庫大橋に 雲の峰)
- 令和7年5月(足裏に 泥がにゅるりと 初田植え)
- 令和7年4月(見据えしは 次の百年 宮の春)
- 令和7年3月(人々の のぞみはこびて 桜舞う)
- 令和7年2月(甑岩 鎮座の杜の 藪椿)
- 令和6年12月(ふゆあかり 三十年を 支え合い)
- 令和6年11月(市をつなぐ 橋上駅や 天高し)
- 令和6年10月(行列は 万葉衣装 秋まつり)
- 令和6年9月(睡蓮や 甲陽園の 大池に)
- 令和6年8月(歓声や 山ふところの 水遊び)
- 令和6年7月(鳴尾なる 一本松へ 南風)
- 令和6年6月(花卯木 かむさるように 百間樋)
- 令和6年5月(青蛙 はぐくみ継ぎて 学び舎に)
- 令和6年4月(晴れ渡る 廣田の山に つつじ咲く)
- 令和6年3月(若鮎や 生瀬トンネル 開通す)
- 令和6年2月(雪解風 きづなつむぎて 復興へ)
- 令和5年12月(北おろし まちと人とを 育みて)
- 令和5年11月(朝焼けの 沖からきたる 百合鴎)
- 令和5年10月(天平の 空からきたか 鬼やんま)
- 令和5年9月(学文の 坂本ですが 鳥渡る)
- 令和5年8月(いにしへの あの夏空を 忘れまじ )
- 令和5年7月(夏空に 塔屋の威風 六角堂 )
- 令和5年6月(北山の 花木喜ぶ 梅雨の空)
- 令和5年5月(一望の いちご畑や 鳴尾村)
- 令和5年4月(浜大根 咲いて鳥待つ 人を待つ)
- 令和5年3月(先人の 思いをつなぐ 桜かな)
- 令和5年2月(鳥も木も 頬を緩める 梅の花)
- 令和4年12月(落葉掃き 我がまち思う 宮っ子ら)
- 令和4年11月(時超えて 町を見守る 紅葉山)
- 令和4年10月(芸術の 秋を市民と 半世紀)
- 令和4年9月(学び舎に 子等の育てし 稲香る)
- 令和4年8月(ひたむきに 白球を追う 夏の空)
- 令和4年7月(海猫と 永遠の少年 帰還せり)
- 令和4年6月(思ひのせ 蘭学のみち 蛍舞ふ)
※西宮市政ニュース令和4年6月からおおむね月1回掲載
お問い合わせ先
西宮市六湛寺町10-3 西宮市役所本庁舎 4階
電話番号:0798-35-3432
ファックス:0798-22-7272








